2025.03.21
キーボードの直し方(パンダグラフの修理)

私が使っているキーボードは、SANWA(サンワサプライ)のスリムキーボードです。
いろいろと試した結果、私にとってはこれが一番。
使いやすくて、これがないと仕事の効率が落ちてしまいます。
数年に一度、同じタイプに買い替え、20~30年くらい使い続けているんじゃないかな。
夫と出会ったとき、夫も私と同じキーボードを使っていたことに驚きました。
お気に入りのペンも同じだったんですよ。
好みが似ているのか、突き詰めるとみんな似たようなところにたどり着くのか。
もっと強い打刻感が好きな方もいるでしょうから、やっぱり好みかな。
1~2度マイナーチェンジはあったように記憶していますが、
長年、販売され続けているということは、
私と同じ好みの人がたくさんいるってことなんですね。
嬉しいです。
この大切なキーボードが、先日、壊れてしまいました。
まずはチャタリングが発生。
チャタリングとは、スイッチ(接点)が押されるときに、
細かくて速い振動が発生することです。
チャタリングが発生すると、
キーを一度しか押していないのに、連打したかのように
たくさんの文字が打たれてしまいます。
今回の私のケースは「下矢印キー」のチャタリングだったので、
連打したかのようにカーソルが下に移動し続けてしまいました。
そのうち、「下矢印キー」が反応しなくなりました。
私は原稿を書くときも、ウェブで資料を探す時も、
「下矢印キー」をものすごーく多用しています。
たくさん押すから壊れちゃったのかな?
困りました。
新しいキーボードを買うべき?
でも、たった1個の文字のために買い替えなんてもったいない。
たぶん、これは、パンダグラフがずれちゃったんだろうなぁ。
それくらいなら自分で修理できそう。
ということで、「下矢印キー」のキートップを外し、
パンダグラフをきちんとはめ込み直し、修理に成功しました。
※注意※
自分でキートップを外すのは、破損の危険性があるため、おすすめしません。
私は迷わず外したけど(笑)
壊れてもいいやーと思う方、勝手に外れてしまったという方だけどうぞ。
<キーボードのキートップを外し、パンダグラフをはめる方法>
※パーツの爪が折れるとおしまいなので、ていねいに扱ってください
①キートップの端に爪をひっかけ、めくるような感じで優しく外す
②パンダグラフを優しく外す
③パンダグラフを組み立て直す
側面中央にある穴に、別パーツの突起を入れます。
どちらのパーツも、出っ張っている方の端を下向きにします。
④パンダグラフをキーボードに取り付ける
取り付けは、2つのパーツが閉じて重なっている状態で行います。
まず、下側のパーツだけを、キーボードの右側にはめ込みます。
キーボード側の右側にある突起へ、横からスライドさせて入れ込む感じです。
次に、上側のパーツを左側に置き、指先や爪を使ってはめ込みます。
上から押すだけで簡単にピタッとはまりました。
ぐらつきのないよう、しっかりはめてください。
⑤キートップをキーボードに取り付ける
パンダグラフが装着されたキーボードの上に、キートップを置きます。
キートップの両端を指で押し込むと、カチッとはまりました。
できました(*^^*)
打刻してみると、動作は問題なく、いい感じ♪
それにしても。
今回、撮影した写真をパソコンにアップしたら、キーボードにたくさんの汚れが溜まっているのが見えました。
肉眼では全然見えなかったんだけど。
毎日拭き掃除しているんですけど、それだけでは不十分だったようです。
この汚れを取るより、買い替えた方が早かったような……。
いや、エコ&節約ができたんだから、修理してよかった! と思います。